
独立を検討中の方から頻繁にいただく質問事項につき記載いたします。
より具体的な内容につきご興味をお持ちの方は、ページ右上のエントリーフォームからご登録ください。
■独立までのスケジュールを教えてください
フリーランスとして案件に参画する際の、開始日から逆算して約三か月前から準備を開始するのが目安となります。
主な内容は下記になります。
※すでにフリーランスとして活動されている方は下記のフローを最短で一週間で完了するケースもありましたが、正社員から独立を考える際は、下記に加えて現職に関する退職活動も必要になりますので、余裕をもってご準備されること良いかと思います。
・弊社担当者との面談(ご経歴やご希望条件のヒアリングを行います。)
・案件のご紹介(ご希望に沿った案件をご紹介します)
・顧客との調整・顔合わせ(元請けもしくはエンドクライアントと案件内容、業務内容役割等のすり合わせを行います。)
・契約の締結
・案件開始
・定期フォロー
詳細は下記の記事を参照ください。
https://www.axc.ne.jp/media/change-jobs-knowhow/freeday01
■再度正社員に戻ることは可能でしょうか?
ご自身のキャリア観やライフステージなどに合わせてフリーランスと正社員を組み合わせながらキャリア形成を行うことも可能です。
過去に弊社で支援した事例を挙げると、事業会社からコンサルティングファームへの転職をご支援し、その後大学院への入学をきっかけにフリーランスとなり、大学院を卒業後、再びコンサルティングファームへ入社された方もおられます。
その他、家庭でのライフイベントや、大学院への入学や留学の検討など、フルタイムでの稼働が難しい場合などもフリーランスとして案件を受注することで生計を立てて、状況が落ち着いた際にフルタイムの案件に切り替える、もしくは正社員として就職するという選択を取ることも十分に可能です。
■案件はどのように探したら良いでしょうか?
一般的に案件を探す手段としては、下記の2点があげられます。
・現職や自身の人脈を駆使して案件を紹介してもらう。
・エージェントを通して案件を紹介してもらう。
メリットデメリットは様々ですが、前者に関しては、自身のスキルや人間性を知っている人からの紹介になるので、自分の意向に沿った案件を受注できる、エージェントの仲介料がかからないなどのメリットがあります。
デメリットとしては、ご希望の時期に開始する案件を探すのが難しい、条件面の調整、契約書の締結などの作業を一から自分で実施する必要があるという点になります。
後者に関しては、メリットとして、案件の保有数が多いため、選択肢に幅が出るという点が挙げられます。
加えて、エージェントを活用する企業については、フリーランスの活用になれていたり、現場で他のフリーランスの方が稼働していたりすることも多いという点は初めて案件に参画される方にとってはメリットとしても考えられます。
双方のメリットデメリットを理解して、ご自身の状況や、ご希望条件に合わせてご検討されることをお勧めします。
■契約形態と、契約書の締結作業について教えてください。
企業に所属していた時はほとんどの方が所属企業と「雇用契約」や「派遣契約」を締結していたのではないかと思われますが、独立後の契約は基本的には「業務委託契約」になります。そして、業務委託契約は「請負契約」と「準委任契約」に分かれますが、多くは「準委任契約」で締結されます。
「請負契約」と「準委任契約」の大きな違いは「成果物・納品物の有無」になります。「請負契約」は仕事の完成に対してとなりますが、「準委任契約」は仕事の稼働に対してとなります。
契約は大きく「①機密保持契約(NDA)」「②基本契約」「③個別契約」の3つの内容で締結します。これらの契約は、3つの契約書に分ける場合もあれば、1つの契約書に3つの内容をまとめてしまう場合もあります。
ちなみに弊社のテンプレートは3つの契約書に分けて、「③個別契約」は「注文書」と「注文請書」という形で締結をしています。
・その他気を付けたほうがいいこと
例)商流の深さ、支払いサイトの長さ
■何年目のコンサルから案件があるのでしょうか?
最低でもコンサル3年目以上が基準になることが多いです。
コンサルティング会社案件の人材要件には、コンサルティング経験が必須のことが多く、一般的には3年以上の職務経歴が求められるケースがほとんどです。
フリーランス案件にも様々な職種、職位のコンサルタントに対するポジションがありますので、若手のフリーコンサルでも案件を受注することは十分に可能です。
職務経歴が3-5年の20代の方でも弊社経由で案間に参画し、月100万円以上の単価を受け取っているケースも多くみられます。
■その他注意する点
契約内容はすべてしっかりと確認する必要がありますが、特に以下の3点についてはきちんと意味も理解した上で把握しましょう。
①業務内容
求められる役割については、2つの軸で確認しましょう。1つは役割の上下の軸で、例えばマネージャロールなのか?コンサルロールなのか?で大きく異なります。もう1つは横の軸で業務の範囲です。業務の範囲を曖昧にせず、契約締結先と共通認識を持てるようにしましょう。
②条件
単金はもちろんですが、稼働時間や稼動場所の各種条件を確認しましょう。また稼働率について100%の場合、1日の中で稼働開始と終了の時間を、100%未満の場合は週何日稼働といったものなのか?それとも毎日何時~何時までといったものなのか?を確認しましょう。さらに支払いサイトにつきましても必ず確認しましょう。基本的には30日で当月末締めの翌月末払いが多いですが、60日のこともありますので、必ず確認をしましょう。
③契約の解除や瑕疵担保責任
プロジェクトが上手くいっている時には特に問題にはなりませんが、万が一のやむを得ない場合の為に契約解除の取り決めを確認しておきましょう。また、準委任契約の場合には基本的には瑕疵担保責任はありませんが、こちらも万が一の為にも損害賠償なども含めて確認しておきましょう。